エースとアシスト

こないだ雪が降っていて風も強がった日の事、私は毛蟹のうしろを歩いていた。

「あんまり早く歩かないでよー」
「あー、いいだろー」
「アシストはエースを置いて行くなよ」
ここで更に足を早める毛蟹。
「ちょっ、ボアッソンハーゲンて言われるよ」
と、ここで建物の入口に到着し、毛蟹が鍵を開けた。
「よしよし、ここからは私が前」
「アシストはもういいのか?」
「ゴール(自宅)前だからもう大丈夫」